日焼けの種類
日焼けには「サンタンニング」と「サンバーン」という2種類があります。日本ではこれをあまり区別しておらず、どちらも「日焼け」というひとくくりにしているのですが、実は肌に与える影響は随分と違うものなのです。
サンタンニングはメラニン色素によって皮膚が褐色に色づいた日焼けの状態のことで、メラニン色素は皮膚の深部に浸透する紫外線を防ぎ、皮膚の細胞を保護する役目を果たしています。
こうした理想的なサンタンニングをしようと思えば、紫外線の弱い時を利用して間隔を空けながら徐々に日焼けをする必要があります。
対してサンバーンの方はいわゆる皮膚がやけどをした日焼けの状態を指します。特に肌が白くて角質の薄い人は、もともと紫外線に対する皮膚の保護機能が低く、一気に日焼けをしたりすると、やけどとなって炎症を起こします。もちろん皮膚に対してもデメリットの多い日焼けとなります。
サンバーンは肌にシミを作る原因にもなりますし、これを繰り返していると、皮膚ガンになる危険性も増加するのです。この2つの日焼けの差は非常に大きいことになるので、しっかり知識を備えてから日焼けに取り組む方がいいでしょう。日焼けは各人の肌質にも大きく影響しているので、まずは自分の肌質についてよく理解しておく必要があります。
基本的に肌質は5つのレベルで判断されており、レベル1の人は肌の白い敏感肌で、日光を浴びてもあまり褐色にはならないタイプとなります。こうした人に役立つ器具が人工的に日焼けのできるタンニングマシンというわけです。